酒冷という選択肢 - High Performance ATSUKAN Computing

目次

この記事はIQ1の2枚目っ Advent Calendar 2019 25日目の記事です.
本当はひとりCUDA Advent Calendar 2019に載せようと思っていたのですが,よく考えたらCUDA的に面白い話でもなさそうだしIQ低そうな話だしこっちのAdvent Calendarにさせてもらいました.

--

冬ですね!
今年も去年に引き続きHigh Performance ATSUKAN Computingです!
GPUの熱で日本酒を温めるという熱交換のプロジェクトですが,去年の実験ではその熱交換に課題が残りました.
今年は熱交換効率を考えられる範囲で改善した実験を行いました.

酒冷

GPUの水冷なんてスパコンの世界ではよくあることですが,冷却液をお酒にするとどうなるんでしょうね?というのが今回の実験です.

冷却機構はこんな感じ.
ラジエータのファンは研究室にあった扇風機で代用です.
古典的な扇風機での冷却がとてもよく効くと国立天文台の方が話していました.

熱燗を作るぞ!

ひたすら行列積計算を行います.
写真は試しに60℃くらいまで温度を上げてみたときのものです.
扇風機の位置などによって燗酒の温度は45℃~に調整できることを確認しました.
いろいろな大きさの行列積を回しましたがPowerが~130W/225Wくらいまでしか上がらず本当にHigh Performanceな実験になったかは疑問です.

おわり

nvidia-smiを肴に飲む熱燗は最高だと思うので是非みなさんも試してみてください!
私は相変わらずお酒を大して飲めないままなので今回も飲んではいませんが.

実は半年以上行ってきたHigh Performance ATSUKAN Computingの実験があるのですが,こちらはまた今度記事を書こうと思いますので楽しみにお待ち下さい.

カテゴリー:その他
記事作成日:2019-12-25